
もともとは「ニューヨークタイムス」の記事(Martin Fackler, June 03, 2015, International New York Times)ですが、転載しているこの「DECCAN HERALD」はインド南部地域の新聞のようですね。日本の「ハーフ」の問題がはるかバンガロールでも話題になっているのがおもしろいところです。
ここにある「a bi-racial beauty queen」とはミスユニバース2015日本代表である宮本エリアナさんのこと。彼女のお父上はアフリカ系米国人。彼女が日本代表に選ばれたとき、「ミス日本は両親が日本人でなければ」などという批判の声をネット上などでも見られました。実は「ハーフ」が日本代表に選ばれたのは初めてのことなんだそうです。
ミスユニバースというイベントの政治性はしばしば言われるところですが、世界大会の審査基準に「その国らしさ」がないうえ、明確に米国主導のイベントです。世界大会で勝ちやすい日本代表をと、俗にいう「バタ臭い顔」が宮本さん以前にも選ばれてきたわけなんですが、明確に「ハーフ」となると反発が大きくなるように感じました。
なお、宮本さんが出場する世界大会は来年1月に開催されます。この大会で彼女が活躍したりすると、また風向きが変わったりするんじゃないかと思うので、ひそかに注目しています。